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ブログAlways blue skies behind the clouds

<< 菅野浩平弁護士のご紹介 | main | 2017/1/19 神戸新聞 朝刊 「震災関連死 繰り返される無念 死に至る過程 個々の事例検証不可欠」 >>

阪神淡路大震災22年に思うこと

昨日、阪神淡路大震災から丸22年を迎えました。

 

私は平成7年当時大阪府に住んでおりましたので、朝方のひどい揺れに叩き起こされました。自宅の周辺ではさほど被害がなかったのですが、次第に夜空が明け、居間のテレビで見る神戸市や周辺の市の様子に言葉を失ったことを覚えています。
数日後、実際に神戸市まで歩いて行くと、今まで写真でしか見たことのなかったような非現実的な景色が広がっていました。何かをしなければと感じたのですが、当時大学生であった私には現在のような法律の専門的知識もなく、ガレキを運ぶくらいしかできず忸怩たる思いをしたものでした。
その後、神戸市で弁護士としてのスタートを切り、そして現在、縁の出来た東北の地で震災復興支援をしていることは、何か不思議な感じが致します。

 

さて、今回の東日本大震災の被災地は、阪神淡路大震災の被災地と比べ、過疎地が多いことが特徴です。神戸市は震災後数年間で人口が震災前水準まで回復しましたが、今回の岩手県の被災地では、人口が震災前水準まで回復することは困難と考えられます。人口規模も経済規模も急速に縮小していく中、どのような形で地域を作り直してゆくかがポイントとなります。そうした意味では、この国が初めて経験する困難さを持った災害復興であろうと考えられます。
そうした状況の中で、法律家としてどのような役割を果たすことが出来るのかが、かねてからの私の課題です。

 

(陸前高田 弁護士 瀧上明)