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ブログAlways blue skies behind the clouds

奄美のB型肝炎患者・ご家族の皆さんへ

 奄美の鈴木です。

 私はここ4年ほど全国B型肝炎訴訟九州鹿児島県弁護団の一員(奄美担当)として活動しています。

 その活動の一環として,下記のような企画を準備していますので,お心当たりのある方(ご家族の方は),ぜひご参加下さい。

 B型肝炎訴訟は,行政・司法・医療・雇用・地域などにおいて奄美特有の問題が重なり合った象徴的な事件のため,なかなか被害者救済に繋がっていないのが現状です。

 私達弁護団は,1人でも多く1日でも早く,奄美のB型肝炎患者・ご家族の皆さんに活動を知って頂きたいと思っています。まずは,最寄りの会場でのご予約・ご相談をお奨めします。

 ちなみに,私は徳之島会場が担当です。

 

(弁護士 鈴木穂人)

 

住宅再建相談会(於釜石)に参加しました

今日は、釜石市の青葉ビルで行われた岩手県主催の住宅再建相談会に相談員として参加しました。
県と市の担当者のほか、住宅金融支援機構や建築士会の担当者も来られており、なかなかに具体的な相談の出来る貴重な機会でした。岩手県では、沿岸各地でこうした相談会を開催しています。
今日も、全体で30件程度の相談があったようですね。釜石市でも、皆さんの住宅再建への関心は高いようです。
当事務所の陸前高田事務所も、北は宮古市から南は宮城の気仙沼あたりまで、住宅再建を含む各種法律問題を扱っております。
(陸前高田 弁護士 瀧上明)

2016/10/13 近畿カトリック学校連盟校長研修会で講師を務めました

弁護士の在間です。

 

先月(10月13日)、神戸市の神戸海星女子学院で開催された近畿カトリック学校連盟の校長研修会に招いていただき、講師を務めました。

近畿カトリック学校連盟は、その名のとおり、近畿地区のカトリック系の学校が加盟する団体です。

私の出身校の六甲中学校・六甲高校は、イエズス会を母体とする中高一貫校で、私が学生時代にお世話になった先生からお声掛けいただき、今回、講師を務めさせていただきました。

 

講演のテーマは、「弁護士活動を通して見えた東日本大震災の課題」として、今もなお現在進行形で山積されている様々な被災地の問題についてお話させていただきました。

 

             

 

 

             

 

 

講演の模様は、ご参加いただいた大阪聖母学院小学校の荒川伸二校長先生にブログでご紹介いただきました。

 

多くのカトリック系の学校では、東日本大震災の後、継続して、被災地に学生をボランティアに送り出していただいています。

被災地の現状を知ってもらい、次世代にその経験を伝えていくには、現地に来ていただくことに勝るものはありません。

今も変わらず、被災地を気にかけ、学生を派遣してくださっている先生方への感謝の念は尽きません。

今回の講演では、被災者お一人おひとりに寄り添うことの大事さを伝えさせていただきました。

ご参加いただいた先生方を通じ、若い学生の皆さんにもそのことが伝わればと思います。

 

私にとっては、中高生時代に授業を受けた先生を相手にお話させていただくという初めての経験で、これまでにないくらい緊張してしまいましたが、恩師との久しぶりの再会はとても嬉しい時間でした。

                  

(弁護士 在間文康)

市民後見人養成講座でパネラーを務めました。

 先週の奄美は11月にも関わらず長袖だと汗ばむほどの陽気でした。

 

 さて,昨日土曜の朝も,先週に続いてNPOあまみ後見センター主催の市民後見人養成講座に参加してきました。今回は,「金融機関との関わり方」と題する時間でした。本日の主役は地元金融機関の3行の皆さんです。私は社会福祉士の方と一緒に後見人の立場としてパネラーとして参加しました。

 

 各金融機関の方のお話を聞いていくなかで,高齢者や障がい者との窓口業務において,島特有の人間関係(顔の見える関係)を基礎にして柔軟な対応をされているという印象を持ちました。

 他方,「誰のための後見か」「誰のための預金か」という視点に立ったときに,金融機関の良心と本音(実務重視の合理的な処理)だけに頼ることに危うさを感じたのも正直なところです。 

 

 また,一番心に残った金融機関の本音は,判断能力に疑いのある人が窓口に来たとき(または代理人や家族が来たとき),後見制度の利用を助言しても,どこで,誰が,どのように後見制度を運用しているのか分からない。後見制度を奨めても顧客のニーズに直ぐに応えることができず,却って顧客に迷惑をかけてしまうといった感想を吐露されたときです。

 

 いずれにせよ,ノーマライゼーション,意思尊重を標榜する現代において,後見制度が社会資源として有効活用されていないということを垣間みた一方で,それに代わる島の良き風土が残っていることも感じた土曜の朝でした。

 

(弁護士 鈴木穂人)

 

「市民後見人養成講座(実践編)」の講師を務めました

 奄美の鈴木です。

 

 今日の奄美は秋晴れが素晴らしく長袖だと少し汗ばむ土曜日でした。

 そんな行楽日和に「市民後見人養成講座(実践編)」が行われました。この講座は,NPO法人あまみ後見センターが主体となって,弁護士,司法書士,裁判所,社会福祉士,社労士,精神保健福祉士,金融機関などがリレー方式で講師を務める企画です。

 

 今日は私が講師となって「実践編:グループワークを通して」と題した講座を行いました。

 約40名の参加者と2つの事例のグループワークを通して,後見人が財産管理・身上監護の中ですべきこと,悩ましいことなどを議論してきました。参加者の中には,ケアマネ,看護師,ヘルパーさんなど現場で活躍されている方も多く,私自身も多くの学びがありました。参加者の皆様お疲れ様でした。

 

 私自身は,現在,職業後見人として8名の方のお手伝いをしていますが,近い将来,後見制度が社会資源として奄美でも広く上手く活用されるようになることを願っています。

 

(弁護士 鈴木穂人)