サクラ満開の3月30日。弁護士会館(鹿児島市内)で開催された「裁判員裁判研修」に参加してきました。東京から刑事弁護人として著名な神山啓史先生(桜丘法律事務所),宮村啓太先生(あさひ法律事務所)を講師としてお招きしての実践的な研修です。
この研修は,ある強盗致傷事件を題材にして,冒頭陳述,主尋問,反対尋問,弁論を実演し,批評を受けることで,刑事弁護技術の向上を目的としています。また,その過程を参加者との議論をとおして刑事弁護人としての感性や素養を磨いていきます。いわば刑事弁護人としての鍛錬の時間です。菅野は反対尋問,鈴木は弁論を実演しました。
私達は弁護士の少ない奄美で執務していることもあり,こうした研修で第一線に立つ神山先生や宮村先生を中心に多くの法曹との研修は非常に刺激的でした。特に,鈴木は新人時代(二弁・桜丘法律事務所)からお二人には指導を受けています。菅野は修習時代の刑事弁護教官が神山先生でした。
ですから、私たちにとっては、再会を懐かしむと共に少しでも成長した姿を見て頂きたいと気負っていただけに,なおさら緊張と充実した時間となりました。
(弁論中の鈴木)
(神山先生、宮村先生、西郷どんと)
奄美では,刑事弁護を担える弁護士の数に限りがあるため,他の地域と比較してその役割や責任が大きいところです。だからこそ,私達は最善の刑事弁護を目指して今後も研鑽を積んでいきたいと思っています。
(奄美事務所 弁護士鈴木穂人・弁護士菅野浩平)