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ブログAlways blue skies behind the clouds

久慈ひまわり基金法律事務所の定着及び久慈事務所の参画

平成31年4月20日、久慈ひまわり基金法律事務所の定着式があり、所属弁護士一同で参加してきました。定着式では、列席者の皆様から齋藤拓弁護士の長年の労をねぎらうとともに、齋藤弁護士から、引き続き弊法人に所属した上で、久慈地域で活動を続けていく決意が語られました。

 

久慈ひまわり基金法律事務所は、4月30日をもって定着するとともに、5月1日より、我々の法人の久慈支店となり、そらうみ法律事務所久慈事務所として新たな出発をすることとなりました。所長は、現所長の齋藤弁護士がそのまま引き継ぎます。

 

名称と組織を変更するとはいえ、引き続き久慈地域の皆様に身近で頼りがいのある事務所であることを目指し、これまで同様の活動方針を維持して参ります。弊所にとっても、公設事務所所長経験者であり、我々と志を同じくする齋藤拓弁護士が法人に参加し、新事務所が増えることは、法人の理念のさらなる実現であり、非常にうれしく思っています。

齋藤拓弁護士が、久慈地域で果たしてきた活動と責任はそのままに、法人全体で齋藤拓弁護士をサポートし、地域においてよりよいサービスを提供できるよう、一丸となって努力していきたいと思います。

 

今年度は、さらに新たな支店の開設、新たな弁護士の加入などを検討しており、法人の体制の強化に努めていく所存です。

 

地域に根ざした身近な事務所になるという弊事務所の理念に共感し、一緒に活動をしたいと希望してくれている弁護士たちとの話し合いを進めており、また近々新たな支店開設の構想を具体化・実現化させる予定です。

 

今後とも、変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

インターンシップ生の感想(その2)

 東京事務所でインターンシップをした長谷川さんから感想が届きました。東京での経験を踏まえて次回は陸前高田でインターンシップをして頂きたいと思います。長谷川さんお疲れ様でした。

(以下,感想文)

 この度,3月18日から20日までの3日間,私はそらうみ法律事務所東京事務所のインターンシップに参加しました。私がインターンシップに参加したのは,そらうみ法律事務所が陸前高田市に事務所を有していたからです。私は,大学生時代,震災関連法について勉強する機会があり,大規模災害が様々な法律問題をもたらすことを知りました。他方で,それらの法律問題はマイナーなものが多い上に,被災地は弁護士の数が少ないと聞いていました。そのため,現場の弁護士は,いったい,どのようにして弁護士活動をしているのか疑問でした。このような疑問を抱き,私はそらうみ法律事務所で被災地での弁護士活動や弁護士過疎地域の実体について学ぶため,インターンシップに参加しました。

 インターンシップでは,まず,陸前高田市で弁護士活動をされていた先生から,事務所の概要や弁護士過疎地域が抱える問題,被災地での弁護士活動について説明していただきました。弁護士過疎地域は閉鎖空間であり,各地域の独自のルールが存在する。そして,そのルールの中には強者に都合のいいようにできているものもあると伺いました。どの憲法の教科書にも載っている「法の支配」原理がまるで及んでおらず,異国の話を聞いている気持ちになりました。また,弁護士過疎地域では,住民の弁護士に対する敷居が高く,抱えている悩みが法律によって解決されることに気付いていない場合や自分の抱える問題を周囲の人に知られるのを嫌がる人が多いと伺いました。弁護士過疎地域で,弁護士活動をするには,まず,敷居を下げることから始めなければならず,都市部での弁護士活動と異なる難しさがあると思いました。さらに,弁護士過疎地域では,法律相談会の案内を委託するなど,行政と弁護士の距離が近いため,行政事件の原告代理人を務めるなどして,行政と対立することは避けた方がよいと伺いました。この点でも弁護士過疎地域の弁護士活動の難しさを感じました。

 次に,震災関連の事件記録を閲覧・検討しました。災害関連死の事件記録の検討では,災害関連死と認定されることは,災害弔慰金が支給されるだけでなく,遺族が公的支援を受けられる。何より,遺族が自責の念から解放されると伺い,印象に残っています。家族は震災が原因で亡くなったと公的に認められることは,残された遺族の心の復興に資すると感じました。

 また,震災関連の事件以外に,一般民事や刑事事件など,複数の事件の記録を見て,また法律相談や打合せに同席させていただきました。そらうみ法律事務所は弁護士過疎地域の事務所であるため,他の町弁のように都内で一般民事の代理人や企業の顧問をしていることは意外でした。実際の事件は,ロースクールで扱う事例よりも,事案が複雑かつ不確定であり,また,事例と異なり,その後も人間関係は続きます。依頼人ごとの最善策や法的構成を考えるのに苦労しました。

 さらに,先生方が懇親会を設けてくださり,そらうみ法律事務所の先生方はもちろん,他の事務所の先生方や修習生の方のお話を伺う機会も作ってくださりました。これらは,自分の進路を考えるにあたっての参考となりました。

 今回のインターンシップを通して,被災地や弁護士過疎地域の実務を見ることができ,想像を上回る経験をすることができました。これらは,インターンシップに参加していなければ得ることができなかったものばかりです。私は,弁護士過疎地域での弁護士活動に興味がある方はもちろん,町弁を志す方や災害復興支援に興味のある方に,そらうみ法律事務でのインターンシップを勧めたいいです。

以上

(神戸大学法科大学院3年 長谷川文香)

 

 

インターンシップ生から感想が届きました。

 2019年3月の5日間,陸前高田事務所にてそらうみインターンシップを行った一橋大学法科大学院3年の伊東信芳さんからインターンシップの感想が届きました。彼はそらうみインターンシップの第1号です。地元新聞社にも取材をして頂くなど受け入れる側としても良い刺激と経験になっています。https://www.iwate-np.co.jp/article/2019/4/1/51151

 

(以下,感想文)

 私がインターンシップに参加したのは司法過疎地域での弁護士とはどのようなものかということが、イメージできなかったので実際に肌で感じてみようと思ったからです。そもそも町弁が、どのようなものかわからない人が多いと思います。その一方で、企業法務を扱っている事務所は、積極的に事務所説明会等を開いているため、企業法務については知る機会は多いと思います。そのため、町弁を知るという機会においてもかかるインターンシップは貴重な経験でした。

 私が町弁においても、陸前高田事務所でインターンシップを希望した理由は、8年前に被災地でボランティア活動を行い、どのように町が変わったかということも知りたかったです。実際に、陸前高田市街地に入って思ったことは、年々被災地についての意識が薄れている中、ダンプカーや、作業員がたくさんいて、復興の途中であると痛感しました。陸前高田市は、弁護士が1〜3名しかおらず、弁護士の数が少ないです。そして、一般市民の人との法律相談に立ち会って、相談してきた一般市民が、弁護士の先生からアドバイスをもらっているときに、「弁護士がいてよかった」という言葉がすごく印象的で、弁護士に対する期待の高さが高いと感じました。

 司法過疎地域においては、事件屋という地域の有力者が、なんでも物事を解決するという場合があり、弁護士の敷居が高い場合があると事前に東京事務所で教えていただきました。そらうみ法律事務所は、一般市民の方が積極的に弁護士の先生方に相談している姿を見て、弁護士の敷居を下げるように活動されているということを実感しました。

 インターンシップで学んだことは、過疎地域において、法テラスが大きな存在となっていることを感じました。インターンシップにおいても、相談者の自宅まで伺って法律相談を行い、無料相談をすることが出来るといった点で、弁護士と一般市民の距離を物理的・心理的に縮めているということを学びました。

 また、実際に座学で学んでいることと生の事件記録を見てみると全然印象が違うと思いました。法科大学院生において離婚・相続などを問題で解くこともありますが、それはあくまでも問題を解くための問題であって、問題の事案には深さがありません。もっとも、生の事件記録を見ていると一つ一つの事件に背景があって、一つ一つの事件が自分にとって深く印象に残りました。これもインターンシップを経験しなければ感じることが出来なかったものだと思います。インターンシップを終えた後、より一層自分は過疎地域において弁護士活動を行いたいという強い気持ちにかられました。

 また理想の弁護士像としても、法的悩みを抱えているけど相談する人がいないといった人を少しでも減らせることが出来るような弁護士になりたいと考えるようになりました。インターンシップに行く前よりもインターンシップが終了した後に、より一層そのような気持ちになったのは、かかるインターンシップのおかげであると感じます。実際に見てみないとわからないことがあるのは事実です。インターンシップの感想を伝えて、より一層周りの友達も過疎地域における弁護士活動の役割について少しでも興味を持ってもらえるといいなと思います。

(一橋大学法科大学院3年 伊東信芳)

岩手大学生・大船渡高校生による模擬裁判に参加して

 瀧上弁護士と重複しますが私からもぜひ感想を。

 この模擬裁判みは,私が在学中に立ち上げた岩手大学模擬裁判サークル(ILC)と母校の大船渡高校生が参加しています。模擬裁判といえども,法手続に則った形式で行われ,尋問,異議,論告,弁論も熱く行われ,大学生高校生とは思えないほどの質の高さでした。この熱に感化され裁判員や傍聴席からも活発な意見がありました。  

 その中で,私と瀧上弁護士は講評を行い,実演者のMVPには「そらうみ賞」と題して図書カードを贈呈しています。

 この2日間,後輩たちの頑張りを見て,裁判に臨む気持ちや姿勢を改めて見直したいと思うとともに,後輩たちに胸を張れる弁護士になりたい,遠い奄美から参加した甲斐があったと思う2日間でした。

 今年も高田に春がやって来ます。

(奄美事務所 弁護士 菅野浩平)

「春呼び祭」の模擬裁判に協賛しました

去る3月16日17日、陸前高田グローバルキャンパス(陸前高田市米崎町)で開催されました春呼び祭の模擬裁判に、当そらうみ法律事務所が参加させていただきました。

 

この模擬裁判は、岩手大学の法学研究サークルILCと大船渡高校の生徒さんたちが一からシナリオを作り、裁判官役、検察官役、弁護人役を務めて行われたものです。
我々そらうみ法律事務所からは、陸前高田事務所の瀧上と奄美事務所の菅野が参加し、講評などを務めさせていただきました。

 

模擬裁判というのは、我々弁護士も学生や修習生の若いころにやったことがあるのですが、実際の裁判をあまり知らないうちにやるものですから、今から思うと恥ずかしいようなものだったなと思うばかりです。
しかし、今回の模擬裁判は大学1年生や高校生ばかりで作り上げたとは思えない完成度の高いもので、皆さん頑張ったことがうかがえるものでした。

 

今後も、当そらうみ法律事務所は、地域社会の司法環境整備のために尽力してゆく所存です。

 

(模擬裁判の様子を取材した地元新聞の記事です)
https://tohkaishimpo.com/2019/03/17/243269/

 

(陸前高田 瀧上)